Reserch
炭素材料で切り拓く、エネルギーと環境の未来
当研究室では、炭素材料を用いてエネルギーと環境に関する課題の解決に取り組んでいます。
「自然との調和」を大切にしながら、基礎から応用まで、柔軟で創造的な発想と最先端の技術で新しい機能性材料の開発を進めています。
高機能性・高性能炭素材の基礎と基盤研究
本研究室では、クラシックカーボンから最先端の炭素機能材料まで幅広く取り 組んでおります。約60年にも渡る歴史のある研究室であり、高機能炭素材料の開発だけではなく、その基礎や原理解明に挑んでいます。具体的には、炭素繊維や活性炭、コークス、電池用電極、黒鉛電極材、ピッチ材料などの開発に取り組んでおります。



炭素ナノハイブリッド材料の実現
本研究室では、ナノスケールの炭素材料の開発にも挑んでいます。具体的には、カーボンナノファイバーやカーボンナノ粒子、理想構造を有するような炭素材料などナノスケールからデザインする事によって材料を創成しています。
化石資源のエネルギー・環境材料としての高度利用
本研究室では、炭素資源化学にも取り組んでいます。例えば、化石燃料に代表されるような石油・石炭といった物性の評価や改質方法の開発などを行っています。他にも、幅広い意味での炭素資源として、陸生のバイオマスや海洋生のバイオマス、ハイプラスチック、産業廃棄物などの物性評価や、それらを用いた炭素材料の開発なども行っています。


新物質・新物性の探索
本研究室では、炭素を資源とした新しい材料開発を行っています。研究室がターゲットとしている炭素資源は、超多成分であり複雑混合物の物質が多く含まれます。そのような炭素資源をターゲットとすることで、超多成分・複雑混合物からの材料創成をおこなうことで、新しい材料の開発や機能を発現させることを探索しています。




炭素繊維
・座礁資源からの炭素繊維の製造
研究テーマ

活性炭
・様々な原料を用いた活性炭の製造

電極材料
・様々な炭素資源を用いた電池用電極の製造


バイオマス
・陸生バイオマスを用いた炭素材料の創製
・水性バイオマスを用いた炭素材料の創製

コークス
・様々な原料を用いたコークスや活性コークスの製造

ピッチ
・様々な原料を用いたピッチ(樹脂)の製造
・ピッチの物性分析
・様々な改質方を用いたピッチ製造


ナノカーボン
・気相法を利用したナノカーボンの製造
・液相からのナノカーボンの製造
・ナノカーボンの物性評価

熱分解
・熱分解炭素の製造とその応用に関する研究